腕時計が突然に止まり、遅れ、進んだ場合は、磁気の影響を受けた可能性があります。
機械式腕時計や、
アナログクオーツ腕時計は、磁気の影響を受けます。
デジタルクオーツ腕時計は、モーター、歯車がないために磁気の影響は受けません。
アナログクオーツ腕時計は、ステップモーターを磁石の性質を利用してモーターを駆動させています。
このモーターは磁気発生源に近づけると影響を受け止まり、遅れ、進みを生じる場合があります。
磁気によって狂いのでた時計は、磁気から遠ざければ元の精度に戻ります。
正確な時刻に直して使用してください。
アナデジ腕時計といわれるタイプは、アナログ表示のみに影響を及ぼし、アナログとデジタルの表示にずれが生じます。
電波腕時計もアナログクオーツ腕時計と同じように磁気の影響を受けます。
基準位置に影響を受け、基準位置がずれ電波を受信しても正確な時刻を表示できなくなります。
基準位置のリセットが必要となります。
機械式時計の場合は、アナログクオーツ腕時計程ではありませんが、進みや遅れが生じて時計の精度に影響を与えます。
磁気から遠ざけても機械内部ヒゲゼンマイに影響を受け磁気が残る場合があります。
この場合は、脱磁が必要になります。
磁気に時計を近づけないようにしてください。
耐磁時計JIS 1種以上の時計は5ｃｍ以上、非耐磁の時計は10ｃｍ以上離しておけば、磁気の影響をほとんど受けなくなります。
身の回りには、磁気を発生するものがたくさんあります。
健康磁気用品 磁気ネックレス、磁気枕、磁気マット
ノートパソコン・携帯電話・携帯ラジオのスピーカー部
バッグの留め金のマグネット
冷蔵庫のドア部分
エレクトーンの鍵盤部
磁気帯の検査は、方位磁石（コンパス）で簡単にできます。
腕時計を方位磁石に近づけると磁気を帯びていれば、方位磁石の針が振れます。
この方法は、あくまで簡易的なもので、簡易に磁気を知ることができますが、
方位磁針が振れるからといって、必ずしもその磁気が時計に影響を与えているとは限りません。
