腕時計メタルバンド調整 割りピン方式
腕時計のメタルバンドの調整には、工具が必要です。
工具がないと非常に難しいです。
当店でお買上げの場合は、サイズ調整してお届けいたします。
手首のサイズをお知らせください。
また、解説している工具ではありませんが、
簡易工具を当店では販売しています。
腕時計メタルバンドは、購入時点では元々長いです。 ほとんどの方が、駒をカットしないといけません。
初めから標準サイズで、もしバンドサイズが短い方の場合駒足しが必要ですと、
駒を取り寄せたり面倒ですし、そのばでお渡しできなくなり不都合が起きるために、
最初から長めになっています。
バンドの長さは、時計を腕にはめた状態で人差し指1本が入る位に調整してください。
ゆるめがお好きな方は、お好みで調整してください。
短かく調整した場合は、バンドに常に負荷が掛かっている状態でピン・駒等の摩耗が早く進んで、 バンドの寿命が短くなります。
メタルバンドのサイズ調整をする場合は、外す駒の数が偶数の場合は6時側、12時側均等に振り分けてください。
奇数の場合は、6時側を多くはずしてください。
中留（バックル）のバネ棒をはずして一直線状にしたほうが作業がやりやすいです。
メタルバンドサイド側の穴を見てピンに割れ目ががあるか確認して下さい。
割れ目のあるのが、割りピン方式です。
ピンを抜く方向を確認します。
メタルバンド裏面に矢印が刻印してあります。矢印の方向にピンを抜きます。
逆方向に抜こうとすると、最後のふくらみの部分で引っかかり抜けません。
無理やり抜くと、割りピンがぐしゃぐしゃになってしまいます。
間違えて逆に押し出した場合は、無理に抜かずに元に戻して、正しい方向に抜いてください。
メタルバンドを作業台にセットします。
セットする場所は、バンドの厚みがなるべく合う場所にセットしてください。
厚みが合わないと、グラグラして不安定になり作業がやり難いです。
打ち込むピンで、割りピンを押し出してください。
最初は硬めです。その段階を過ぎるとスムーズに押し出せます。
押し出した割りピンです。
駒を外します。
割りピンを入れる場合は、矢印のほうから入れます。
湾曲した部分で、止まります。そこからは硬いもので押し込んでください。
私はピンセットの先端でない広い平らな部分で押し込みます。
ハンマーでたたく場合は、バンドに傷が付きやすくなりますので、注意が必要です。
最後に穴の面より、0.5ミリ〜1.0ミリ程度押し込んでください。
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